この記事ではこんな疑問を解決します。
- 2次試験?共通テスト?二学期は何を勉強したら良いの?
- 学校が始まって、平日と休日で勉強リズムが変わりました。平日・休日それぞれどう使うのが効率良いの?
このブログでは主に国公立を目指す理系の生徒を対象にしています。もちろんそれ以外の生徒の皆さんにも十分応用してもらえるように書くつもりをしています。
2学期をむかえるまでの学習計画についてはこちらから
2年生後半から夏休みまで
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夏休み
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この記事では2学期の冬休みをむかえるまで何をやるべきか解説していきます。
受験直前の2学期にやるべきこと
勝負の夏休みが終えました。計画通りに進められた人は、かなり力がついたと思います。2学期はまさに受験直前。徐々に共通試験の対策に力を入れていきます。
夏休みの成果を確認し、弱点を補強
夏休みを乗り越えた自分の力を測る。
夏休みでしっかり5教科7科目を学習しました。夏休みは教科に強弱をつけずに全体の基礎基本、土台を造りました。しかし、みなさん一人ひとり得意不得意があります。同じ時間だけ学習しても、どれだけ力がつくかは科目によって違います。そこで、9月の模試で自分がどの教科でどれぐらい力がついたのか確認しましょう。2学期はこの得意不得意のバラつきを調整していきます。
2学期以降に学習する分野は復習できない
以前書いた内容の繰り返しになりますが、もう一度確認しておきます。
2学期以降も理科等は新しい分野を習っていきます。ここで習う分野は時間的に後で一から復習するということは不可能です。そのため、その都度予復習をしっかり行い定期テスト時点で基礎ができている状態にしておかなければいけません。
さらに数学も授業で問題演習を行うでしょうから、その予復習もしなければなりません。そのために平日のかなりの時間は割くことになるでしょう。
そこで、数学の予習は夏休みに問題演習でやっておいたわけです。平日のこの時間を弱点補強に使うわけです。
志望校の2次試験の過去問はやらないくて良い
人によっては早くに志望校の過去問を見とけと言う人もいますが、あまりオススメしません。その理由は以下の2つです。
①志望校はこの後変更する可能性が高い
センター試験前の志望校にそのまま出願するという生徒は3割という予備校のデータがあります。7割の生徒はセンター試験の結果によって出願先を変更しているのです。
②今2次試験を解いても太刀打ちできない
この時期に2次試験にチャレンジしてもほとんど太刀打ちできない人が多いでしょう。まだまだ力がついていないことに加え、理科などはまだ学習していない分野が出題されているからです。
さらに、過去問は貴重です。限りある資源です。こんなときに消費してしまうのは非常にもったいないです。
以上の理由から、個別大学の過去問はやらなくて良いです。ただし、旧帝大以上しか考えていない人は一度力試しをしても良いかもしれません。
9月〜10月の学習方法
2学期になり学校が始まると、夏休みとは違い平日の学習計画と休日の学習計画を考える必要があります。それぞれ確認して行きましょう。
平日の学習方法
多くの受験生が犯す失敗をしない
多くの受験生が犯す失敗とは、焦りから、2学期の授業の予復習を疎かにして、自分の受験勉強をしてしまうことです。これは結局、新しく習う分野の学習を後回しにしているだけで非常に効率が悪いです。平日は英語・数学の予習、理科の復習の時間と弱点補強などの各自の学習の時間が半々くらいになるでしょう。各自の学習の時間は、夏休みに計画していたものから遅れてしまった教科に当てていきましょう。
土日の学習方法
共通試験の模試を必ずやろう
まとまった時間のある土日には必ず共通試験の模試をやりましょう。共通試験をやるのは11月からで良いというも多くいますが、絶対やめた方が良いです。東大・京大を目指す人以外は共通試験が勝負です。土日に少なくとも1教科、できれば2教科自分で模試をやりましょう。
共通試験の模試を早くから始めた方が良い4つの理由
①基礎基本の抜けが確認できる。
共通試験は基礎基本が問われます。出来なかったところは、基礎基本が出来てないということです。それがすぐにチェックできるのが共通試験模試の良いところです。
②トップスピードで解く習慣がつく
共通試験は時間との勝負です。理解できていても、時間内に解けなければ意味がないです。普段、自分で問題演習をするときにはなかなかトップスピードで解く練習はできません。
例えるなら、スポーツの分解練習と練習試合との違いでしょうか。力をつけるためにはドリル練習は必要ですが、練習試合をして試合経験も積まないと強くはなりません。それと同じです。模試をやることで、トップスピードで解く習慣をつけてつきます。
③マーク模試で良い結果が出る。
練習を積んでいるため、2学期に受けるマーク模試で結果が出やすいです。結果が出るとモチベーション維持にもつながりますし、何より安心感が得られます。受験勉強とは暗闇の中を進んでいくようなものですから、安心感というのは非常に大切です。定期的に受けるマーク模試で結果を得て、自信をつけながら進んでいけます。
④2次試験の勉強は共通試験後40日間たっぷりできる
共通試験後、2次試験までに約40日間あります。この期間はおよそ3教科程度に科目が絞られるため、十分に対策する時間があります。共通試験が迫ったこと時期に2次対策に多くの時間を割く理由はありません(東大・京大を除く)。この期間の解説は別の記事を参照してください。
以上のことから、土日には共通試験模試を自分でやることをオススメします。各教科月2回はやりましょう。
7科目×2回=14回 で土日休日は月に9日程度はありますから、その中で14回できる計画を立てましょう。
土日は国語・地理にも触れよう
時間のある土日には国語と地理の学習も進めましょう。基本的には、夏休みの学習を継続していけば良いと思います。
地理に関しては、参考書を十分に読み込めている人は、自分でまとめたノートを見返すだけでも良いでしょう。もし、共通試験の模試で弱いところが見つかった場合はその部分の参考書を読み返します。
あとは、土日にある程度学校の予習を済ませておいて、平日に自分の学習時間を確保するのもオススメです。
土日は10時間以上は学習時間を確保しましょう。
11月〜冬休みまで
いよいよ共通試験が間近になってきました。この時期までにおよそ共通試験の形式や内容には慣れてきているでしょうから、ここからはひたすら、共通試験模試を繰り返していきます。
平日の学習方法
二次試験の勉強は学校の授業の内容だけ
ますます時間が貴重になってくる時期です。学校の授業の時間は無駄にはしてはいけません。学校の授業の予復習はしっかりやりましょう。
それ以外の時間は共通試験対策に全力投球しましょう。
数学も数Ⅲは無視です(授業の内容を除いて)。共通試験用の演習をしましょう。とにかく早く解く練習が必要になってきます。
平日にも、国語・地理の学習時間をつくりましょう。
休日の学習方法
土日の2日間で5教科7科目の模試をやる
11月からは土日で5教科7科目の模試をすべてやりましょう。例えば、土曜日4科目、日曜日3科目などです。
やりっぱなしでは絶対にダメなので、必ずしっかりと解答を読み込み、必要があれば該当箇所の参考書・教科書を読み直します。各教科30分〜60分は解き直しにかかるでしょう。
3科目で休憩を入れて4〜5時間。直しに2〜3時間かかりますので、合わせると7時間程度はかかるでしょう。残りの3時間を自由にカスタマイズしてください。
少なくとも2週間に一度は模擬試験が入ってくるでしょうから、実際には月に2回、多くとも3回になると思います。
12月からは予備校が出している模試だけではなく、センター試験の過去問もやっていきましょう。
模擬試験はすぐにやり直しを
学校や予備校で正式に受験する模擬試験も受けっぱなしはダメなので、すぐに解き直しをしましょう。土曜日に受験した場合は翌日に、日曜日に受験した場合はその週の平日にやりましょう。
試験直前のこの時期は、とにかく間違えたところを徹底的につぶしていってください。
いよいよ直前の冬休みへ
いよいよ本当に入試直前になりました。ここから大切なのは、焦らずに今までやってきたことを振り返り、力を発揮できる状態に仕上げていくことです。
直前の冬休みの過ごし方は次の記事で紹介します。
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