そこで、実際試聴して見た感想を紹介します!
是非、参考にして見てください
この記事ではこんな疑問を解決します。
- コロナ休業で自宅で受講できる通信授業が話題だけど、実際良いの?
- スタディサプリ・N予備校はどうなのか具体的に内容を知りたい。
私が調べたのはスタディサプリとN予備校です。
この2つは私が実際に視聴して調べました。
自宅通信授業は使えるのか?
結論
試聴した感想としては、まだまだ発展途上の感じです。
これだけで受験を乗り切る(例えば浪人生の予備校の代わり)のは無理だと思います。
現役生が学校の授業の補助として使うのがメインの使い方になるでしょう。
ただ、これを機に登録者は増加するでしょうから、各社もうちょっと力を入れてコンテンツの質を上げてくるかもしれません。
通信授業のメリット
- 月額授業料が安い
- 何度も巻き戻したり、停止したりできる
- 学校の進度に合わせた講座を受講できる
授業料が安い
それぞれ見ていきますが、この2つは料金がかなり安いです。
スタディサプリ:月額1980円
N予備校:月額1000円(現在は無料!)
例えば、東○衛生予備校は
90分×5回の講習講座は通常1講座19,250円
年間3桁万円は当たり前。恐ろしい。。
河○塾マナ○スは
90分×5回に換算すると15,400円
さらに月額費用もかかってくる
何度も巻き戻したり、停止したりできる
個人的にはこれが1番のメリットで、学校の授業と比較して優っている部分です。
- 自分の理解しにくい部分を繰り返し視聴できること
- ノートとりたいときは一時停止できること
学校の授業でこれは、できません。理解できるまで見られるというのはいいですね。
あと、逆にわかっているところは見なくて良いのもメリットです。
講義を繰り返し学習できるということでいうと、参考書の「講義の実況中継シリーズ」はオススメです。
予備校の授業を文字に書き起こしたものというのがコンセプト。
やはり、授業でいうと予備校講師の授業はレベルが高いです。それを文字に書き起こしたものなのでわかりやすい。
さらに書籍なので、1冊1500円程度と受講することを考えると破格の破格!(笑)
通信講座に入会する前に、この参考書を買ってやってみるのも良いかもしれません。
学校の進度に合わせた講座を受講できる
これは、塾と比較して優っている部分ですね。
塾では、学校がバラバラの生徒を一つのクラスにするので生徒同士で進度が違います。
それに対し、同じ授業をするわけですから、今やってる学校の授業とリンクさせづらいです。
これは本当に避けた方が良いです。塾の方が遅いならまだ良いのですが、大半の塾は学校よりも早く進むもんですから(保護者生徒もそれを期待していますので)、学校の授業が退屈なものとなり、かなりの時間を無駄にします。
このサイトでは、いつも書いているのですが、一番力がつくのは自分で問題演習をしているとき、つまり復習をしているときです。
塾に行くなら、学校で習った範囲の問題演習が行われるような塾に行くべきでしょう。
話が脱線しましたが、塾に関しては別の記事を参考にしてください!
【もはや詐欺!?塾でお金を捨てないために塾選びで気をつけること】
Coming Soon
話を通信授業に戻します。
通信授業の場合は、好きな授業を好きなタイミングで見ることができますから、今日学校で習ったところを、その日家で見るというような使い方が可能です。
進度を完全に一致させられるのがメリットです。
通信授業のデメリット
- 授業動画の質がまだまだ高いとは言えない
- 質問ができない(できても時間がかかる)
- テキストが貧弱で基本pdfデータ
授業動画の質がまだまだ高いとは言えない
スタディサプリもN予備校も、講義動画は至って普通です(笑)
スタディサプリは「神授業」と謳っていますが、極めて普通です(笑)
正直、両方とも進学校の高校の先生なら同程度の授業はされていると思います。
逆にいうと、同程度のものが安い月額で見放題なわけですから、お得!とも言えますね。
両方ともにまだまだ資金を投入していないのか、やたら黒板が狭かったりするのが個人的にはイマイチでしたね。
何度も板書を消しながら授業を進めていくのは、数学などではかなりのデメリットと感じます。
これらの授業だけで完結させるのは現時点では不可能で、学校の授業の復習という位置づけです。
質問ができない
こちらの記事
【塾に行った方がいい人&行く必要がない人【オススメの塾の選び方】】
この記事ではこんな疑問を解決します私は塾に行った方がいいんだろうか?塾に行くなら選ぶ基準は何? Schrödinger周りに塾に行っている人が多くてなんとなく不安なんだけど、僕も行った方がいいのかな? S[…]
を参照して欲しいのですが、塾に行くメリットは
- 自習室が使える
- 質問ができる
の2つですので、自宅通信授業はこの2つの両方が得られないことになります。
よって、塾の代わりにはなりません。
テキストが貧弱で基本pdfデータ
使ってみればわかるのですが、pdfテキストはめちゃくちゃ勉強しづらい。
例えば
「PCで授業を見ながら、タブレットとタッチペンでテキストを使う」
という使い方であれば良いのですが、同じ画面で授業とテキストをみようと思うとかなり見づらいです。
スマホなら絶望的です。
そもそも、動画自体やはりスマホでは現状厳しい。
スマホの「次世代の勉強ツール」としての可能性を感じて、各社からいろんな商品が開発されていますが、現状ではスマホと勉強は相性が良くないというのが私の結論です。
私も個人的にいろいろな学習アプリを入れたりもしましたが、どれもしっくりきませんでした。結局、参考書とノートの方が良いです。
動画ならばやはりPCは必須かなと感じます。
しかしこれは、私がスマホネイティブ世代ではないのでそう思うだけかもしれません。
ですので、スマホで使おうと思っている人は、まずは試しに試聴してみて見づらくないか確認することをオススメします。
やはり、テキストに書き込めないという環境は個人的にはかなりのデメリットです。
スタディサプリとN予備校の比較
さて、自宅通信授業のメリット・デメリットを解説したので、ここからは具体的にスタディサプリとN予備校を見ていきましょう。
料金比較
月額1980円
さらに今なら月額980円
月額1000円
さらに今なら無料開放中
動画コンテンツ
動画量・コース ★★★☆☆
通年・センター対策・志望校対策
の3コース
動画量・コース ★★☆☆☆
通年講座の1コース
至って普通
至って普通
テキストの質
テキストの質 ★★☆☆☆
テキストの質 ★☆☆☆☆
正直テキストの質は低いです。これには2つ理由があります。
- テキストを重視していない
- 授業作成よりも良質なテキストを作成するのは難しい
まず1つ目は、上でも書いたようにpdfのデータではそもそも見づらいため、どちらもテキストを重視していないことです。
テキストなしで動画のみ受講しても大丈夫なように作られています。
よって、必然的に数学などでは、ほぼ動画の内容は問題演習のみです。
みなさんは嫌いかもしれませんが、例えば数学では問題演習も大切ですが、公式の導出や定義や定理の理解が後々しっかりとした学力を支える大きな力となります。
その部分はカットして、問題演習に特化した動画作りになっています。
ですので、やはり自宅通信授業の使い方としては学校の授業が前提の「自宅学習補助」となりますね。
2つ目は、授業作成よりも良質なテキストを作成するのは難しいことです。
良質なテキストを作るのは本当に大変です。
数研などの出版社が長年改訂に改訂を重ねて作っている参考書を、歴史のない媒体がササッと作れるはずがないのです。
逆にいうと、歴史にある(長年使われている)参考書というのは質が高い物が多いですので、受験勉強では参考書は大いに活用すべきです。
現状では、スタディサプリ・N予備校どちらにせよ、別途参考書は何か買った方が良いですね。
サポート(主に質問)体勢
質問のしやすさ ★☆☆☆☆
質問のしやすさ ★★★☆☆
まとめ
結論
- 月額料金を考えると、自宅学習の補助として、問題演習の解説が見たいならアリ
- 自宅通信授業が向いている人は、「家で勉強できるけど、問題集の解答見ただけではスッキリしない!誰か解説して!」という人
- 塾や予備校の代わりとして利用するのはナシ
- 気になるなら、現在無料で利用できるN予備校から試聴してみると良い
スタディサプリ月額980円キャンペーン中(終了)
スタディサプリは今、月額1980円が980円で利用できるキャンペーンを実施中です!
割と辛口で評価してきましたが、月1000円であれば、純粋に利用する価値はあると思いますね。
家で勉強できるけど、問題集の解答見ただけではスッキリしない!誰か解説して!って人は(割と多いと思います)試しにやってみるのはオススメできます。
スタディサプリのHPはこちらから
N予備校無料開放中(5/31終了)
N予備校はコロナ休業期間中ずっと無料開放しています。気になる人はとりあえず見てみれば良いですね。
はっきりいって、無料はすごいです。授業動画も至って普通と評価しましたが、逆に言えば低くはありません。それが無料で見られます。
その辺の町の塾の大学生よりは上かもしれませんよ。
無料キャンペーンは5/31終了しました。
自宅学習ならZ会もオススメ
自宅学習のツールとしてはZ会もオススメです。
Z会は割と上位の人が使っていますね。
1講座あたり月額約5000円と、そこまで高額なわけではありません。
Z会は市販されている参考書や問題集でも良質な物が多く、蓄積されてきた歴史もあります。テキスト重視ならば、Z会をオススメします。
Z会も最近はオンライン授業を始めたようです。
今回は以上です!参考になれば幸いです。