この記事ではこんな疑問を解決します
- 私は塾に行った方がいいんだろうか?
- 塾に行くなら選ぶ基準は何?
行って伸びる人もいれば、意味がない人もいます。
塾に行った方が良い人
行くべき人はこんな人
- 家で勉強できない人
- 学校の先生に質問するのが苦手な人や他に質問できる人が周りにいない人
家で勉強できない人
大切なことは
当たり前ですが、これ以外に学力をつける方法はありません。
勉強さえすれば、塾に行こうが行かまいが学力はつきます。
これが、勉強の素晴らしいところで、やればある程度は必ず結果が出ます。
家で勉強できない人(私もそうでした)は勉強時間が増えないので場所を変える必要があります。そのために塾を使うというのはアリです。
逆に、勉強できるところならどこでもいいので、塾じゃなくても「図書館なら勉強できる」ならば図書館に行けば良いです。
大切なのは塾でもどこでもいいから自分が集中して勉強できる場所を確保することです。
授業を受けている時間は勉強時間に入れない
学校でも塾でも授業(講義)を受けている時間は勉強時間に入れないでください。
勉強時間とは、それ以外の自分で能動的に学習している時間を指します。
ですので、塾に行って授業を受けているだけの人は、勉強時間は増えていません。
塾に行って、塾の授業を受ける以外に勉強する時間です。
よって、自習室の使えない塾は行く価値がゼロです。大事なのでもう一度
質問できる人が周りにいない人
効率がいい勉強方法とは
最近話題のプログラミングスクールに「テックキャンプ」という会社があります。
その会社は圧倒的な結果を出したことで有名になったのですが、「テックキャンプ」のスクールの目玉は「質問し放題の環境」で「スパルタ教育」をしたからです。
この会社を立ち上げた、社長は元々別の会社を起業していました。
そこで新入社員を教育したとき「私がどんなに忙しそうにしていても、わからないことがあったらすぐに質問して良い」という環境を与えると数倍の速度で仕事ができるようになったという経験から、このプログラミングスクールの着想を得て、「テックキャンプ」を造ったということです。
これはどんな学習にでも当てはまると思います。
わからなかったらすぐに質問して解決することが非常に重要です。
「まずは自分で考えろ」という人もいますが、そんなのは自分にかなりの知識と経験がついてからの話です。全部自分でイチから解決するのは効率が悪すぎます。
そこで、周りに「なんでも聞ける優秀な友達」がいるとか、「わからなかったらすぐに聞くことができる先生」がいる人は問題ありません。
そうではなくて、わからないところを聞く人がいないという人は、塾に行っても良いかも知れません。
というわけで、質問できなければ行く価値はゼロです。また質問できる人がバイトの大学生などで指導力や知識に疑問が残る場合も行く価値はありません。
もちろん、バイトの大学生でもその人の知識や学力が信頼できる場合はOKです。
ここも大切なのでもう一度
塾に行く必要がない人
これは「行った方が良い人」の逆になります。
- 塾以外に既に勉強する場所がある人
- 周りに質問できる人がいる人(友達・先生)
あるいは、今まで教科書や問題集の解答を見て学習をし、特に困ったことがない人。
それなりに勉強に集中できる場所が既にある人
勉強時間が一番大切だということは既に書きました。
家で勉強できていたり、休日図書館に出かけて勉強していたり、放課後学校に残って勉強していたりなど、既に自分の勉強しやすい環境がある人は塾に行く必要はないでしょう。
よくあるのは
それなのになかなか成績が上がらない。
きっと効率の悪い勉強をしてるんだ。
あるいは、教え方が悪いんだ。
塾で教えてもらえばきっと伸びるはず。」
(担任の先生じゃなくても良いです。自分が一番信用できる人にしましょう)
自分で解決or誰かに質問できる人
勉強効率を上げる方法は質問することによって、問題解決までの時間を短縮することです。
そういった人が誰か周りにいる人は、効率よく勉強できますので塾に行く必要はありません。
まずは学校の先生を使いまくりましょう。タダです。
そして実は一番効率の良い方法は、「解答を見て自分で解決できる」ことです。
誰かに質問する時間すら省けます。自分で解答見れば良いだけですから。
基礎基本があれば、このやり方が可能です。
このやり方が可能になれば、ものすごく効率が上がるので加速度的に学力が伸びます。
よく、「勉強は指数関数的に伸びる」という話を聞きますよね。
この理由がこれなんです。
なので、基礎基本を早くに徹底しておくことがとても重要なんですね。
話が逸れましたが、これまで勉強してきて、解答や教科書の例題などを見て自分でそれなりに理解できている人はそのまま続けるのが一番効率が良いです。
よって、塾に行く必要がないです。
実際、進学校の上位の生徒は塾に行っていない生徒が多いです。
行くべき人・行かなくていい人のまとめ
まとめます。
行った方が良い人 | 行かなくていい人 |
家で勉強できない人 | 勉強に集中できる場所がある人 |
審問できる日がと周りにいない人 | 質問できる人がいるor自分で解答見ればわかる人 |
塾の選び方
次は実際に塾に行くとなったとき、どんな塾を選べば良いのか解説していきます。
ざっとですが5つのポイントがあります。
- 自習室が自由に使える&使いやすい
- 自習室で勉強しているときに誰かに質問できる
- 通塾しやすい場所にある
- 塾で自由に見たり使ったりできる参考書や問題集が用意されている
- 既に塾のメンバーでよく勉強する人が多くいる
これまで書いてきたことから導かれることも多いですが、それぞれ解説します。
自習室が自由に使える
塾に行く1番大きな意味はコレです。
自習室が使えるだけでなく、使いやすいかどうかも確認してください。
机が狭かったり、生徒の人数が多くて自習室に入れなかったり(特にテスト前など)するところも多いです。
塾を見に行くときはテスト前の期間に行ってみるのが良いでしょう。
すぐに誰かに質問できる
ほぼ同率1位がコレです。コレは塾以外ではなかなか得ることができません。
①の学習場所は、人によっては家で集中できる人もいますし、平日は学校の教室に残って勉強することも可能でしょう。
休日は、部活の帰りに図書館によるなど、工夫次第で解説することは可能です。
しかし、自由に質問できる環境を得るのはなかなか難しいです。
学校の先生を使えばタダなのですが、学校の先生の場合、「すぐに聞きに行く」というのがちょっと難しいですね。
どうしても、「質問をためておいて、数日に1回」とかになりがちです。もちろんそれでも悪くないのですが、理想は「わからないところが出てきた瞬間に質問する」ことです。
わからないところが明確なうちに解決するのが学習には一番効果的です。
学校の先生がずっと隣にいて勉強できるとことは残念ながら少ないと思います。
以上のことから、塾を選ぶときは秒で質問できる環境の塾を選びましょう。
通塾しやすい場所
これは言わずもがなですが、目的は勉強時間を増やすことなので、塾の授業がある日だけ塾に行っているようでは全くダメです。
行けるときは常に自習室に行くようにしなければいけません。そのときに通いづらいところにあれば行く気も起きません。
通学路の途中にある塾が良いでしょう。
参考書や問題集が自由に見られる
しっかり受験勉強した人が行き着く問題は「問題が足りなくなる」ことです。
「同じ問題集を何周もする」ということも大切ですが、それは、前回わからなかったところをするもので、既に理解したところを何周もする必要はありません。
さらに何度もしていては解答も覚えてしまって意味がなくなるでしょう。
例えば、この分野だけは理解が曖昧だからもっとたくさん問題を解かなければいけない。
とか、逆に
ここはこの問題集の問題は理解したつもりだけど、本当に理解できているか別の問題をやって確かめたい。
あるいは参考書ならば、ここの記述はこの参考書ちょっとわかりにくいから、別の参考書にどう書いてあるか見たい
とか、こういったことは絶対に出てきます。そのときにいちいち新しい問題集や参考書を買っていては、もったいないですし、モノが増えて勉強しづらくなります。
そんとき、塾にたくさんの問題集・参考書のライブラリがあって、自由にみることができれば全部解決しますよね。
こういったライブラリが用意されているかどうかも重要な点です。
既によく勉強する友達が行っている
受験勉強は孤独なものですが、やはり周りの環境が大切です。
周りによく勉強する人がたくさんいれば、自然と自分も勉強するようになるものです。
ですので、既に塾に行っている友達で塾の自習室に通いまくって、めちゃくちゃ勉強している人がいるところに行くのが手っ取り早いですね。
勉強している人の周りには勉強している人が集まるものです。
その輪の中に自分も入って同じように勉強していけば上手く行くでしょう。
現在既に通っている人たちの様子から決めるというのも大切かもしれません。
これだけは絶対やめとけ
塾を選ぶ際にコレだけは避けて欲しいことを書いておきます
最初から授業をとりまくる
基本的に、選び方のポイントを満たしていないところはやめといた方が良いのですが、それ以外でよくハマる落とし穴が、意気込んで授業をとりまくることです。
「こっから塾に入って勉強頑張るぞ」というときなのでアレもコレもという気持ちはわかりますが、絶対ダメです。
繰り返し書いているように大切なのは「自習時間」なので、授業は取れば取るほど「自習時間」は減ってしまいます。
最初は本当に苦手な教科1つから始めてみるのが良いと思います。
すこし挑発的なタイトルですが、塾を選ぶときに気をつけるべきところをこちらの記事で実例を用いて解説しています。
【もはや詐欺!?塾でお金を捨てないために気をつけること】
Coming Soon
一番重要なこと
最後に受験勉強にあたって一番大切なことを確認しておきます。
当たり前だだけどみんなが忘れがちなことです。
ラクして成果は出ない
繰り返し書いてきたように、学力を伸ばすためにダントツで一番重要なことは
余談:受験勉強の副作用
話は逸れますが、受験勉強は、しっかりやれば勉強の知識以外にも得るものは多いです。
例えば、詐欺に引っ掛からなくなります(笑)
しっかり受験勉強すれば、効率性や計画性の重要さも体験できますが、何より「ラクして結果が出るとうことはない!」ということが身に染みてわかるでしょう。
あとは、「しっかり理解していないと使えない」とか「背景を知れば、いろいろなことがわかる」とか役立つことはたくさんあります。
これらのことが「体験」としてわかれば、「ラクして儲かる」とか、「買うだけで○○になる」とかそういった文言で誘ってくるのは詐欺だとすぐにわかります。
世の中の詐欺のほとんどはそういう誘い文句ですし、上で書いた
①学習時間 ②学習効率
の順番を逆にしたがる人をターゲットにしています。
今はわからないかも知れませんが、受験勉強から得るものは想像以上に大きくたくさんあります。
それがわかるのは、しっかり受験勉強した人だけの特権です。
もしかしたら、「ラクして合格」する人もいるかもしれませんが、その人はその人で合格以外のものを得るチャンスは失っているのかも知れません。
もちろん、「副作用」は大学受験だけにあるものではありません。
部活やその他なんだって、しっかり取り組んだものからは必ず得るもの「副作用」があります。
大学受験はラクして、その時間を別のものに打ち込む時間に使うというのも非常に素晴らしくステキなことですよね。
人生で一番得るものが大きい高校生という時間をみなさんが有意義に過ごしてくれることを願っています。