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いつから?共通試験の対策を早くから始めた方が良い5つの理由

 この記事ではこんな疑問を解決します。

  • 共通テストの勉強はいつから始めたら良いの?
  • 共通テスト対策のオススメの勉強方法教えて
 
Schrödinger
 2次試験は記述で難易度の高い問題が出るから、2次試験の勉強していれば、共通試験はできるよね。
 だから、共通試験対策は直前でいいかな?
 
SAN
その意見よく聞きますが、大間違い!
科目によって違うけど、早い科目は夏休みから、どの教科も9月には始めた方が良いです。

共通テストの対策を早くから始めた方が良い5つの理由

 理由は次の5つです。

5つの理由
  1. 基礎基本の抜けが確認できる
  2. トップスピードで解く習慣がつく
  3. マーク模試で良い結果が出せる
  4. 2次試験の対策は共通試験後たっぷりできる
  5. 実は共通試験の配点が大きい

定期的に自分で共通試験の模試をやろう

 共通試験対策といっていますが、必ずやってほしいのは、自分で共通試験の模試を時間を測ってやるということです。

 これを、9月には始めましょう

 各予備校が、模試の冊子を発売しているので、それを買いましょう。受験生ならば、必ず買わなければいけないものです。

 いきなり模試は・・・という人は、分野別の問題集を買っても良いかもしれません。

 例えば、こういったものです。

 これは、必須ではありませんが、知識が問われる教科(いわゆる暗記モノが多い教科)は買うと良いかもしれません。

  模試を自分でやるということを前提にして、5つの理由を解説していきますね。

①基礎基本の抜けが確認できる

 共通試験は基礎基本が問われます。出来なかったところは、基礎基本が出来てないということです。それがすぐにチェックできるのが共通試験模試の良いところです。

 さらに、共通テスト(今は過去問としてはセンター試験ありませんが)は出題が分野別にされてるので、どの分野を復習すれば良いかわかりやすいです。

 流れとしては

 勉強する → 模試で試す という流れも大切ですが

模試をやる → できなかった分野を勉強
 という流れをメインに考えていきましょう。

②トップスピードで解く習慣がつく

 共通試験は時間との勝負です。

 理解できていても、時間内に解けなければ意味がないです。

 ですが、普段、自分で問題演習をするときにはなかなかトップスピードで解く練習はできません。

 例えるなら、スポーツのドリル練習と練習試合との違いでしょうか。力をつけるためにはドリル練習は必要ですが、練習試合をして試合経験も積まないと強くはなりません。それと同じです。

 時間を測って模試をやることで、トップスピードで解く習慣をつけてつきます。

③マーク模試で良い結果が出る

 実際に9月から模試で練習を積んでいるため、2学期に受けるマーク模試で良い結果が出やすいです。

 マーク模試の場合は、同じ学力でも形式や時間に慣れているだけでも得点が上がります。良い結果が出ると

  • モチベーションが維持できる
  • 安心感が得られる

 受験勉強とは暗闇の中を進んでいくようなものですから、モチベーションと心の安心感は非常に大切です。

  •  

 定期的に受けるマーク模試で結果を得て、自信をつけながら受験勉強を進んでいけます。

④2次試験の勉強は共通試験後40日間たっぷりできる

 
Schrödinger
2次力をつけるには時間がかかるって聞くけど、9月から共通テスト対策に時間を使っても大丈夫なの?
 
SAN
この意見もよく耳にするけど、大丈夫です

 ここまで「共通テストの勉強をしよう」と書いてきましたが、もちろん勉強時間の全てを共通試験のために使おうといっているわけではありません

 理系なら科目の記述問題や、英語の和訳等の長文読解は当然やるべきです。

 文系なら社会、国語の記述やもっと深い英語長文読解はやるべきでしょう。

 ただ、理科の記述問題ではあまり出題されないところや、英語での精読ではなく速読する感覚など、共通試験の問題をやらなければとりこぼしてしまうところもあります。

 また2次科目を重視するあまり、共通テストだけの副教科の勉強が遅れ、その結果満足する結果が得られない人があまりにも多いのです。

 そうならないためにも早めからの共通テスト対策は必須です。

 2次力が間に合わないと思うかもしれませんがそれは問題ありません、なぜなら

共通試験後、2次試験までに約40日間ある

 からです。

 この期間はおよそ3教科程度に科目が絞られるため、十分に対策する時間があります。

 共通試験が迫った二学期に2次対策に多くの時間を割く理由はありません(ただし東大・京大を除く)。

 この共通試験後の期間の解説は別の記事を参照してください。

 【2次試験対策はどうする?共通テスト後2次試験までの勉強計画】

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⑤実は共通試験の配点が大きい大学が多い

 
Schrödinger
でも、2次試験の方が配点が高い大学が多いよね。
やっぱり2次試験対策に時間かけた方がいいんじゃないの?
 
SAN
得点率を考慮すると、実は共通テストの方が配点が高いことが多いんです

 このことを言ってる人は多くないので、あまり知られていない事実ですが、得点率を考慮すると、共通テストの配点の方が高いケースが多いんです。

 どういうことか、具体例で解説します。平成31年度入試の結果からです。

神戸大学センター試験2次試験
配点375点425点
合格平均点304点261点
大阪大学  
配点350点650点
合格平均点291338

 センター試験と2次試験それぞれの実際の合格平均点です。

 神戸大では、配点は2次試験の方が大きいですが、実際の得点ではセンターの方が高い。

 阪大では、逆転こそしていないものの配点の比率からいうと、実際の得点ではかなり近づいています。

 配点の割合を考える場合、素点で考えるのではなく、実際の得点つまり

配点×ボーダー得点率=実配点
 で考える必要があります。
 例えば、共通テストの配点が400点合格ボーダーが75%、2次配点が600点合格平均が50%の場合を考えます。
 配点比率は2:3と2次の配点が1.5倍もあるように見えますが、合格に必要な実際の得点の比率は
 実センター配点: 400×0.75=300(点)

 実2次配点: 600×0.5=300(点)

 1:1となるのです!
 実配点で考えると、共通テストの配点が2次試験の配点を逆転するケースも少なくありません。
 どちらの方が得点を伸ばすのが容易かというと、明らかに共通試験の方です。
 共通試験はしっかり対策をして、基礎基本を徹底すれば、絶対に得点は伸びます。
 逆にいうと、センターでとりこぼしてしまった得点を2次で補うのは難しいのです。
 

共通テスト対策でやること

 ここまでで、早くから共通テスト対策をすることの重要性は理解してもらえたと思います。

 では、実際に何をすれば良いのか。すでに書きましたが

9月から自分で共通試験の共通試験の模試をやろう

 まとまった時間のある土日には必ず共通試験の模試をやりましょう。

 ぶっ通しでやる必要はありません。

 土日に少なくとも1教科、できれば2教科自分で模試をやりましょう。

 各教科月2回はやりましょう。

 7科目×2回=14回 で土日休日は月に9日程度はありますから、その中で14回できる計画を立てましょう。

 9・10・11月の3ヶ月で各教科6回できますから、11月のマーク模試では、手応えを感じられると思いますよ!

 さらに、そこから12月に何を勉強すべきなのかも見えてきます。

 以上、「共通試験の対策を早くから始めた方が良い5つの理由」解説しました。最後にまとめを書いて終わります。

まとめ

5つの理由

  1. 基礎基本の抜けが確認できる
  2. トップスピードで解く習慣がつく
  3. マーク模試で良い結果が出せる
  4. 2次試験の対策は共通試験後たっぷりできる
  5. 実は共通試験の配点が大きい

やるべきこと

 土日に各教科月2回の共通テスト模試

 共通テスト直前の冬休みの過ごし方についても記事を書いています。

【受験生冬休みの勉強計画】

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