この記事ではこんな疑問を解決します。
- 受験勉強をはじめろと言われたけど、何をしたら良いかわからない
- そもそも、受験勉強とは何なのか、知りたい
- 受験勉強を開始するにあたって、具体的に何を勉強したらいいか知りたい
ここでは「受験勉強」とは何なのか、2年の間に何をすれば良いのか、を説明するよ。
受験勉強とは、ずばり復習のこと
結論、受験勉強とは既に学習したところを復習することです。
日々の勉強と受験勉強の違い
日々の勉強は主に新しいことを習う勉強です。その理解を深くし、定着させる復習が受験勉強です。
定期テストの勉強は十分に受験勉強
普段受けている定期テスト。定期テストのときもテスト前にはテスト勉強をしますよね。そのテスト勉強は今回習ったところの復習や問題演習だと思います。ということは、定期テスト前のテスト勉強は、十分に受験勉強だと言えるのです。
特に理系の科目は定期テストレベルの問題も受験で数多く出題されます。本当です。
理系科目は定期テストのときに、しっかりやり込んでいれば、それだけで受験勉強できています。それが積み重なれば、3年時点ではかなりの差がついているでしょう。
高2の三学期から復習を始めよう
結局のところ、「受験勉強を始めなさい」とは「自分で復習しなさい」ということです。1年から2年後半まで1年半、既に高校生で学ぶものの3分の2以上は学習済みです。復習するところはたくさんありますよね。授業の予復習とは別に、自分で計画を立てて、既習分野を復習を始める。それが受験勉強を始めるということです。
高2の三学期からやるべきことは2つ
さて、受験勉強とは復習のことだということはわかったと思いますので、具体的に何をすれば良いのか解説します。やるべきことは2つです。
②教科書傍用問題集(定期テストで使っている問題集)の基本問題をやり直す。
とりあえず理系科目はこの2つだけで大丈夫です。それぞれ解説していきます。
今まで以上に定期テスト前のテスト勉強に力を入れる。
既に書いたように、定期テストのテスト勉強は十分に受験勉強なので、定期テストで完璧にしておいたら以後受験勉強は必要なくなるということになります。そのために徹底的にやり込みます。100点を取るつもりで勉強してください。
実際に私の経験で恐縮ですが、数学は1年の最初から定期テストで常に100点を狙って学習していたため、センター試験まではほとんど「受験勉強」していません(センター対策はしましたが)。その分他の教科に時間を使えたので非常に良かったと思います。
多分、ここまでやり込んでいる人はかなり少ないと思いますので、2年の三学期からやってみてください。後々めちゃくちゃ楽になります。
教科書傍用問題集(定期テストで使っている問題集)の基本問題をやり直す。
やるべきことは基礎基本のみ
定期テストの勉強頑張るだけだと今までと変わりません(とはいえ、正直、定期テストを真剣に頑張るだけで上位20%には入ると思います)。既習分野の復習も始めましょう。
ここでやるべきことは、基礎基本です。3年生夏までは徹底して基礎基本をやってください。それだけで良いです。
物理・化学・生物は教科書傍用問題集
基礎基本とは定期テストで使っている問題の「基本問題」や「A問題」と書いているものです。
数学はチャート式などの参考書
数学に関しては、問題集ではなく、チャート式やフォーカスなどの参考書を使いましょう。参考書の難易度2までの問題です。
これらを、計画的に進めていきましょう。始めるところは本当に一番最初からでも良いですし、自分が復習したい分野からでも良いです。
正直、一番最初の分野はかったるいので途中から始めることをオススメします。数Ⅰであれば、二次関数からとか、数Ⅱであれば、三角関数とか。
問題集の進め方に関しては別の記事で詳しく解説します。
【大学受験】問題集の進め方・選び方
Coming soon
早くにスタートを切り3年生につなげよう
口うるさく言われていると思いますが、受験は早くスタートを切った方が圧倒的に有利です。高校生の現状を常に見ている私の感想としては、2年生の三学期からスタート出来れば、早い方です(周りの人は焦らせるために、2年の三学期からでは遅い!と言うと思いますが)。私の経験上、2年の三学期から「勉強始めたな」と感じた人はみな良い結果を出していますね。
この時期にしっかりスタートを切って、3年生に繋げましょう。受験生の勉強計画についてはかなり詳しく解説しています。是非、参考にしてください。
高校3年生の勉強計画
この記事ではこんな疑問を解決します。3年生の一学期にどんな勉強をすればいいの?3年生の一学期の何をやるべきか具体的に教えて欲しいこのブログでは主に国公立を目指す理系の生徒を対象にしています。もちろんそれ以外の生徒の皆さんにも[…]