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「夏休みの勉強計画」勉強時間は?5教科7科目徹底解説!

 この記事ではこんな疑問を解決します。

  • 受験生の夏休みはどんな勉強をすべきなの?
  • 受験生の夏休みに各教科、何をどれだけやるべきか具体的に教えて欲しい

このブログでは主に国公立を目指す理系の生徒を対象にしています。もちろんそれ以外の生徒の皆さんにも十分応用してもらえるように書くつもりをしています。


夏休みまでの学習計画を読んでない人は、まずはこちらから読んでください。

夏休みまでの学習計画

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Schrödinger
1日10時間勉強しろって言われたけど、10時間をどう使ったら良いかわかりません。まだまだ時間はあると思っているうちに昼ぐらいになりそうで怖いです。10時間きっちり勉強する計画が知りたいです。
 
SAN
10時間と思うから長いんだよ。各教科で区切れば、1〜2時間になるね。ここでは、具体的に各教科何をするか解説するよ。実際のタイムテーブルも造ったからそれ通り一度やってみたら良いよ。

勝負の夏休み

 夏休みの過ごし方で合否が決まるといっても過言ではありません。しっかりと夏を乗り切った人は9月の模試でかなり手応えを得られると思います。

 夏休みの計画は必ず夏休みに入る前に立ててください

 では、さっそく実際に夏休みの学習はどのように計画していけば良いのかみていきましょう。

夏休みの計画

大切なポイントは3つです。

  1. 1日10時間は勉強する
  2. 国語・地理の勉強をスタートする
  3. 理系科目は基礎基本をマスターする

1日10時間は勉強する

具体的なスケジュールは後ほど。

国語・地理の学習をスタート

 夏休みで一番大切なポイントは、国語・地理の学習をスタートさせることです国語と地理はほとんどの人にとっては共通試験だけですので、「もっと共通試験が近づいてから」とか「夏休みは2次力をつける」とか考えがちです。それが大きな間違いです。

2学期以降に学習する分野は復習できない

 国語・地理の学習をスタートさせなければいけない理由は、2学期以降にその時間がなかなか取れないからです。

 2学期以降も理科等は新しい分野を学習していきます。

 二学期に習う分野は時間的に後で一から復習するということは不可能です。

 そのため、その都度予復習をしっかり行い定期テスト時点で基礎ができている状態にしておかなければいけません。さらに数学も授業で問題演習を行うでしょうから、その予復習もしなければなりません。そのために平日のかなりの時間は割くことになるでしょう。

 すると、まとまった時間としては土日休日になるわけです。

 国語と地理の学習は土日しかできないと思っておいて良いでしょう。それだけでは間に合いませんおから、夏休みから始めておく必要があるのです。

地理の学習方法

共通試験に特化しよう

 地理は共通試験だけですので、共通試験対策に特化しましょう。そのために必ず共通試験用参考書を買ってください。その参考書を隅から隅まで頭に入れます。参考書は何が良いかは先輩に聞くのも良いでしょう。オススメは

山岡の地理B教室 PARTI

山岡の地理B教室 PARTII

 山岡シリーズ2冊です。これと教科書だけで良いです。いろいろ手を出すのはやめましょう。1週間でさっと読めるとありますが、これを夏休みから5ヶ月間読んでください。隅々まで。

 この参考書の内容をノートにまとめるのもオススメです。参考書は分厚いためパッと見直すのに不向きです。「アメリカ」など地域別で気候・工業・農業など一括ですぐに見直せるようにしておきましょう。

 2学期以降は、その参考書とまとめたノートを土日に復習しながら、共通試験の問題を実際やっていくという流れになっていきます。

国語の学習方法

古文・漢文に注力しよう

 理系の国語の頼みの綱は古文・漢文です。特に国語が苦手な人は古文・漢文で満点を取るつもりで学習しないと、偏差値A(旧帝大)の大学は厳しくなるでしょう。現代文は得意不得意があるので、仕方ありません。得意な人は、それだけでかなりのアドバンテージがあります。

 古文・漢文は単語と文法です。これらは知識だけで解けます。国語が苦手な人は読解ではなく、知識で解ける箇所を絶対に落としてはいけません。教材は学校で使っているもので十分です。これも、隅から隅まで覚えましょう。

現代文は共通試験に特化

 現代文は共通試験のコツを捉えましょう。そのためには、これも共通試験用の参考書を買って学習しましょう。

 現代文なんてどう勉強すればいいか全く分からんという人は、まずこれをオススメします。

現代文の勉強法をはじめからていねいに

 センター試験用はこれが良いかと思います。

[センター試験]出口汪現代文[センター国語]講義の実況中継

 これらをいったん読み終えたあとは、共通試験用の問題を演習していく形で良いです。

英語の学習方法

しっかり長文を読もう

 夏休みまでは、英語はスキマ時間で単語・構文をという話をしました。夏休みはまとまった時間が確保できるので、長文読解に力を入れましょう。最低でも1日に1題必ず読みましょう。長文の中で新たに単語・構文も学習できるはずです。オススメはこの参考書です。

 じっくり読むことも大切ですが、共通試験を意識して、速読する力も必要です。特に英語が得意ではない人は、週に1度程度は共通試験用の模試をやりましょう。他の教科でも同じですが、共通試験の模試をやるときは必ず時間を測ってやりましょう。

物理の学習方法

とにかく力学を仕上げよう。基礎基本を徹底しよう。

 力学の基本問題が解けない人は、それを完璧にしましょう。物理は一度わかってしまえば、同じ考え方ですべて解けるので、とにかく基本となる考え方をしっかり理解することが大切です。力学が全ての基礎となるため、力学はとにかく「わかった」と思うまでやります。前回紹介した参考書を何度も読んでください。

 教科書傍用問題集の基礎が全部できたら、応用に進んでも良いと思います。

 オススメはど定番ですが、「重要問題集」です。重要問題集のA問題に取り組んでいくのが良いと思います。

 繰り返しますが、大事なのは基礎・基本です。前から順番に重要問題集のB問題をやろうなどと思わないでください。まずA問題だけを全部やりましょう。

 物理に関しては、夏休みに特に共通テスト用の問題を取り組む必要はありません。問題集の基本問題を徹底的にやりましょう。

化学の学習方法

基礎基本を徹底して、計算問題を多く解こう

 化学も基本的には物理と同じです。

 以前紹介した学習方法を夏休みまで実践している人は、化学はそれなりに学習が進んでいるはずですので、物理よりは早く「重要問題集」に取り組むことができると思います。

 もちろん、各学校で重要問題集以外の受験用問題集を購入している場合は、その問題集を使って何の問題もありません。大切なのは、基本問題をすべてやることです。

 また、夏休みまでは、得点の拾いやすい覚える系の分野を先に取り組んでいたはずですので、夏休みは計算問題にじっくり取り組みましょう。

数学の学習方法

継続して基礎を固めよう

 つまり、チャート式などの参考書の難易度2までの問題を全分野でマスターしましょう。

 マスターとは、問題を見た瞬間に答えまでたどり着く解法がパッと浮かぶことです。あとは計算して書くだけという状態に考えずになることです。

 解法がパッと浮かばなかった問題はチェックしておいて、しばらくしてからもう一度やり直しましょう。パッと浮かんが問題は基本的にもうやらなくて良いです。

 数学の応用問題はあくまで、これらの問題をパーツにして組み合わせた問題なので、パーツが完璧であれば、解けますし、パーツをいちいち考えなければいけない状態でしたら絶望的です。

 数学は考える科目だと言われています。もちろん正しいです。私もそう思います。しかし、それは基礎基本ができた後の話です。

2学期以降に学校の授業で行う演習問題の予習をしよう

 これは、本当にめちゃくちゃオススメの勉強法です。

 参考書の基本問題をマスターしたら、次は応用に入るのではなく、学校で使っている受験用の問題集をやりましょう(2学期以降に授業でやるもの)。

 これをオススメする理由は、2学期が始まってから時間に余裕ができるからです。2学期が始まってから授業の演習問題を毎日解いて予習しているとそれだけでかなりの時間がかかります。しかも数学の授業は週に4,5時間はあるでしょうから、ほぼ毎日多くの時間を割くことになります。

 他の教科の予復習も当然あるので、平日は予復習以外に時間が割けなくなってしまいます。

 2学期からは夏休みの勉強を経て、やり残したところや明確になってきた自分の弱点を補強する時間が非常に大切です。その大切な時間がほとんど取れなくなってしまいます。弱点が弱点のまま共通試験をむかえることになってしまいますよね。

 もし、数学の演習の予習が出来ていれば、平日1日1時間程度余裕ができます。週5時間自由に使える時間を確保できます。

 時間がなく、予習ができず問題演習の授業をむかえてしまう人が多数いますが、それは絶対にやめた方が良いです。貴重な貴重50分を無駄にするだけです。

 以上の理由から、夏休みの数学の学習は学校の授業で使う問題集を解くことをオススメします。

 ただし物理・化学と同じく、難易度の高い問題は飛ばして良いです。

各教科の学習方法まとめ

地理1.共通試験用の参考書を隅から隅まで読む
 2.できれば自分で簡潔にまとめたノートを作る
(参考書は分厚いため、パッと見返すのに不向き)
国語1.古文漢文の単語・文法を覚える。学校で使っているものでOK
 2.共通試験の現代文対策の参考書に取り組む。
 同時に共通試験用模試をやってみる。
英語1.じっくり長文に取り組む。
 2.週に1度程度は共通試験用模試を時間を測ってやってみる。
物理1.教科書傍用問題集に基本問題が完全に理解できるまで、参考書・教科書を読みながら取り組む。(「わかった」と思うまでやる)
 2.基本問題が終わったら「重要問題集」(またはそれに相当する受験用問題集)の基本問題を進める。応用はやらない。
化学1.夏休みまでにできていなければ、教科書傍用問題集に基本問題をすべてやる。物理と違って完全に理解していなくても、とりあえず出来ればOK。
 2.教科書傍用問題集を終えたら、「重要問題集」(またはそれに相当する受験用問題集)の基本問題を進める。応用はやらない。
数学1.チャートなどの参考書の難易度2までの問題をマスターする。パッと解法が浮かばなかった問題はチェックしてまたやり直す。
 2.2学期以降学校の授業で使う問題集を解き、予習をする。難易度の高い問題は飛ばす。

1日の学習スケジュールの例

 ここまで見てきましたように、夏休みは5教科7科目きっちりと学習します。各科目1日1時間だけやったとしても7時間かかります。主要教科は1時間では足りませんから、やはり10時間は学習時間が必要です。そのためには夏休みに入る前までに学習習慣をつけておく必要があるわけですね。順番等は各自でカスタマイズしてくださいね。

 9:00化学 1.5H
(休憩10分)10:40英語1.5H
(昼食50分) 13:00物理1.5H
 14:30英単語・構文0.5H(休憩を兼ねる)
 15:00地理1.0H
(休憩10分) 16:10数学1.5H
 17:40国語1.0H
(夕食100分)20:00今日やり残したところ、さらにやりたいところなど1日の調整時間2H。特にそういったところがない場合、共通試験の模試をやります。共通試験の模試は演習1時間、解説読み込み1時間の2時間でちょうどできます。
 22:001日終了

 他にも、やり残したところを最後にやるのではなく、キリのいいところまで各教科延長して行い、国語1.0Hを夕食後に回すなどでも良いと思います。

 とにかくこういった1日をひたすら夏休み中続けるのです。

 これが出来れば勝ちです。

 是非、参考に計画を立てて頑張ってみてください。

2学期以降の共通試験までの学習方法

 2学期以降はこちらの記事で紹介しています。

2学期以降の学習計画

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