この記事では、大阪大学の教授が意識している「先生との関係」を紹介します。
その内容から、「学び方」が見えてくるのではないでしょうか。
先生は絶対ではなく 議論は下克上
大阪大学教授からのメッセージ
理学研究科宇宙地球科学専攻 惑星内部物質学研究室 の教授である近藤 忠 教授 の文章になります。
理学部パンフレットに掲載されています。
先生は絶対ではなく 議論は下克上
当物理学科創設以来の伝統、それは、「議論は下克上」であるということです。物理において、先生が言っていることが正しいという保証はまったくなく、先生によって意見が異なる場合もあります。学生も遠慮なくそれは違うのではないかと言えるし、学生の方がいいアイデアを出すこともあるのです。そういう闊達な議論ができる場がなければ物理学が進歩することはありません。 ただし、議論をするにはそれなりの専門的な知識と実験を通じた現場の経験が必要になることは言うまでもありません。
高校での勉強も同じ
私は、この考え方は高校での勉強でも同じだと思っています。
先生と生徒の関係が
先生は正しくて、答えを知っていて、ただそれを伝達してもらうだけ
という意識になると、生徒は受け身の勉強になり、自分の頭を働かす習慣が身につきません。
もちろん、高校の範囲の勉強では、「未知なもの」を学ぶことはほとんどないので先生が大きく間違っているということは少ないでしょう。
しかし、例えば
他大学でも、学び方についてメッセージあり
近年、塾などの発達により、高校での学習が「受験テクニック」偏重になっているように感じます。
そのことについては、大学も危機感を覚えているようで、北大以外にも「学び方」について多くのメッセージが公開されています。
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