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先生は絶対ではなく議論は下克上【大阪大学教授からのメッセージ】

この記事では、大阪大学の教授が意識している「先生との関係」を紹介します。 

その内容から、「学び方」が見えてくるのではないでしょうか。

 
室長
今回は大阪大学の教授のメッセージを紹介します。
 
理系の大学に進学を考えている人は、是非この学び方を高校時代から意識して行いましょう。
そうすると、大学に入ってからの学習でも苦労しないと思います!
 

先生は絶対ではなく 議論は下克上

大阪大学教授からのメッセージ

理学研究科宇宙地球科学専攻 惑星内部物質学研究室 の教授である近藤 忠 教授 の文章になります。

理学部パンフレットに掲載されています。

先生は絶対ではなく 議論は下克上

当物理学科創設以来の伝統、それは、「議論は下克上」であるということです。物理において、先生が言っていることが正しいという保証はまったくなく先生によって意見が異なる場合もあります。学生も遠慮なくそれは違うのではないかと言えるし、学生の方がいいアイデアを出すこともあるのです。そういう闊達な議論ができる場がなければ物理学が進歩することはありません。 ただし、議論をするにはそれなりの専門的な知識と実験を通じた現場の経験が必要になることは言うまでもありません。

高校での勉強も同じ

私は、この考え方は高校での勉強でも同じだと思っています。

先生と生徒の関係が

先生は正しくて、答えを知っていて、ただそれを伝達してもらうだけ

という意識になると、生徒は受け身の勉強になり、自分の頭を働かす習慣が身につきません。

もちろん、高校の範囲の勉強では、「未知なもの」を学ぶことはほとんどないので先生が大きく間違っているということは少ないでしょう。

しかし、例えば

 
Schrödinger
もっと良い別解はないかな?
 
とか
 
 
Schrödinger
先生の今の解説だったら、こういう解答になるんじゃないの?
とか
 
 
Schrödinger
こういう考え方はできないのかな?
 
など、「先生の説明や解答に疑問を持つ」ことはできますし、それが勉強する上でめちゃくちゃ大切な思考法になります。
 
そういう考え方で勉強していって単なる答えを聞くような質問ではなくで「先生と議論」のようなことができるようになれば、それはめちゃくちゃ力がついていると思っていいでしょう。
 
 
Schrödinger
今日は先生にどんな質問持っていってやろうか
 
という気持ちで勉強すれば、本当に力がつきますし、基本的に先生もそういう質問をしてくる生徒が大好きなのできっと先生と楽しい議論ができるでしょう!
 
 
Schrödinger
〇〇先生は授業つまんないけど、質問しに行ったらめっちゃ面白いよ
なんてのもよくある話。
 
是非、「先生と議論」してみましょう!
 

他大学でも、学び方についてメッセージあり

近年、塾などの発達により、高校での学習が「受験テクニック」偏重になっているように感じます。

そのことについては、大学も危機感を覚えているようで、北大以外にも「学び方」について多くのメッセージが公開されています。

 

 
室長
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