【大学調べ】北海道大学　農学部　生物資源科学科

生物資源科学科についての説明は目次の③からになります。北大や北大農学部の説明を飛ばしたい方は③から読んでください。

北海道大学について

まずは北海道大学について

大学の雑感や公式サイト

　北海道大学の公式HPはこちら。

　割と見やすいHPになっていますね。高校生が必要となる、学部学科の紹介のページへもたどり着きやすい構成となっています。

　各学部学科のページも古臭い感じはなく、画像もたくさん盛り込まれていて、しっかりと高校生に向けてアピールしようという姿勢が感じられますし、頻繁に更新されているような印象も受けます。

　次に北海道大学の特徴です。

　入試制度については、後ほど「農学部の入試制度について」で詳しく解説します。

北海道大学の学部構成（各リンク）

　さすが旧帝大。総合大学でめぼしい学部は全て揃っています。農学部を見ていきましょう。

北海道大学農学部について

　次は農学部について見ていきましょう。高校生向けのページの公式リンクはこちらから。

　【北大農学部の特徴】

　これらがあげられると思います。大自然に囲まれた土地というのは、農学部においてはかなりのアドバンテージでしょう。

学科構成

　7つの学科があり、北海道大学の中では最多数です。

他大学との比較

　他大学の農学部と比較して見ましょう。同じ偏差値群Aと比較して見ます。

　偏差値群って何？という人はこちらの記事を参照してください。

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　【比較表】

　北海道大学よりも募集人数が多いのは九州大だけです。

　九州大は理系が非常に大きい大学で理系全体の人数が多いです。（ちなみに文系学部の合計人数は北大が665人、九大が226人です）

　この比較から北海道大学は農学部に力を入れているということが読み取れるのではないでしょうか。

高校生向けのHPが充実している

　北大農学部のHPは、農学部で学びたい高校生に向けてつくられています。非常に面白いです。

 こちらから

 　HPでは、高校生（一般）向けに、北大の農学部で研究している内容を４つのテーマに分けて紹介しています。

　それぞれのキーワードのページにいくと、そのキーワードの中で、北大が研究しているテーマがずらっと出てきます。

　例えば①地球環境と人間社会ですと、研究内容が１９個並びます。

　それぞれのキーワードに、学科や研究室がリンクされていてすぐに研究内容のページへジャンプできます。

　めちゃくちゃ便利です。是非農学部だけではなく、全学部でやってほしいです（笑）

　気になるキーワード辿って研究内容見ているだけで、めっちゃくちゃ勉強になるし、1日つぶれます（笑）

　もちろん北大農学部を調べることに使えばいいのですが、それだけでなく、最先端の農学部の研究がぎっしり詰まっているので、農学部志望の高校生には全員見てほしいくらいです。

　きっと知らなかったけど、面白そうな研究内容が見つかると多います。是非多くの研究内容を知って、選択肢を広げ、自分の可能性を広けてください。　

北海道大学農学部の入試

　入試についてはかなり特徴的です。

　この入試制度は理系で一括募集ですが、学部選択のときにはなんと文転もできます。

一般的には総合入試（文系）入学者は文系学部へ、また、総合入試（理系）入学者は理系学部へ移行すると考えられますが、他系の学部を選択することもできるので、文系・理系を問わず全学部が移行の対象となります。

　「今一番やりたいと思っていることは農学部にあるんだけど、その次は文系の学科なんだよね」っていう人も結構いるかと思います。
　そんな人にも良いかもしれません。

農学部　生物資源学科について

いよいよ生物資源科について見ていきましょう。公式サイトはこちらから。

①農業が中心テーマ　

　研究室の研究テーマをみると作物・植物・園芸など、農業に関わるテーマが多いですね。

　しかし、HPを見ると

生物資源科学科の理念は、＜すべての生物は私たち人間にとって末永く共存し利用すべき貴重な資源である＞という点にあります。環境を乱すことなくこの資源を利用するためには、分子、細胞、生物個体と集団そして生態系まで幅広い視点にたって、その特性を理解する必要があります。

　とあるように、農業を中心として、環境 、生態系まで幅広く扱うというみなさんがイメージする農学部の王道と思ってもらうと良いのではないでしょうか。

　農業について興味がある人は、この学科をよく調べて見ましょう。

②生物学をやりたいが、まだ具体的なことは考えつかない人に最適

　さらにHPを読み進めると

生物学をやりたいがまだ具体的なことは考えつかない人、基礎生物学とその応用科学に橋をかけてみたいと考えている人、あるいは環境と生物の相互関係に興味のある人に最適な学科です。

　とあるように、王道の学科であるので、間口が広く「生物学をやりたいがまだ具体的なことは考えつかない人」に最適とありますね。

　具体的なことが考えつかない人とありますが、逆に、現時点では「農学の中で、やりたいことがたくさんある人」にも良いですね。

③研究室は１１分野も用意されている

　上の②とも関連しますが、生物資源科学科は研究室が１１も用意されています。１学年の学科人数が36人ですから、研究室の数はかなり多いですね。

　研究室あたりの人数には、国公立大学にかなりのアドバンテージがあります。

　私立大学の農学部（例では明治大学農学部）との比較はこちらの応用生命科学科の記事でやっています。

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　ですので、ここでは詳細な比較はしませんが、生物資源科学科は１学年の研究室あたりの人数がおよそ3人と、教授から手厚い指導が受けられると予想ができます。

　この辺りの話は、高校生が大学を選ぶ際に全く知識がない部分で、実際に大学に入学してから重要だとわかるところなのです。

　実はこういった入学後の部分を知って、判断材料にして大学を選んだ方が良いのですが、学校や塾はとにかく合格することばかりで、大学に入ってからのことは教えてくれません。それらの知識をこのサイトでは解説していきたいと考えています。

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④フィールドワークも多く様々な経験が積める

　このことに関してはHPにはあまり情報がありませんでした。見つけられたのは

生物資源科学実験（必修）の一環として、札幌近郊の農業試験場、農業関連企業、自然公園等を参観する。

　ということで、農場や企業の現地に行くカリキュラムも設定されているようです。

　以上、北大の農学部生物資源学科についてHPからわかる特徴を解説しました。

 【農学部生物機能化学科の研究内容】　

　北大の農学部のHPはそれぞれの研究室にすぐにジャンプできるようにリンクが設定されていますので、興味をもったキーワードの研究室を見て、研究内容を調べてみましょう。

　それぞれ個別のページのリンクも貼っておきます。

まとめ

このページについての注意